紙一重hypocrite

しあわせをひろってつなげていきていく

A Beautiful Mess

昨日Jason Mrazの来日公演に行ってきた。

渋谷文化村オーチャードホール。普段も音楽が好きでライブには行くが、

この手のジャンルのライブは初めてだったので新鮮だった。

席は会社の上司がスマッシュ会員でそこからチケットをとってくれたからか前から12列ととてもいい席だった。

 

当日、仕事をし14時に退社、そのあと同行する家族と落ち合った。

渋谷をぶらぶらして「喜楽」に久々によった。餃子と焼きそば、タンメン、チャーハンをオーダー。

餃子と焼きそばがうまく、また食べたいと思える味だった。

 

そのあと道玄坂のホテル街を抜けてオーチャードホールへ。その間に古着屋を発見。「バロックルーム」というその古着屋は、とにかく場所も相まって入りづらさが120%だった。狭い店内は所狭しと服が並んでいた。

 

20分前に会場に到着。

定刻通りに開演。登場SEもなく、いきなりジェイソン登場。そのあとバックバンドのオープニングアクトのようなものを挟んで、一発目は「A Beautiful Mess」。

まさか一曲目にこの曲が来るとは思わなかった。聞きなれたイントロに、すでに目頭が熱くなる。ジェイソンの透き通る声に、涙がぽろぽろとほほを伝った。

ホールとはいえスタンディングかと思いきや、ほぼ座って鑑賞。一部場違いな手拍子や、近くにいたやたら熱心で周りが見えていない過度なファンが残念だったものの、ライブはとにかく終始最高だった。

 

歌声もさることながら、演奏、ハーモニー、すべてが素晴らしく、心地よかった。

途中、ジェイソンとバックバンドの女性が氷山?を見るツアーのPVのようなものがスクリーンに流れ、それをバックにジェイソンが歌うというなんともコミカルな演出や、オペラのような歌などそういう意味でも飽きさせない、本当に素晴らしいライブだった。

次はぜひ屋外で、夕暮れ~夜をまたぐライブをやってもらいたいと強く思った。

 

今回母もジェイソンが好きなこともあり、両親を連れていった。

就職したら父をブルーノートにつれていくつもりだったが、結局連れていくことができなかった。今回曲は父好みではなかったかもしれないが、耳触りは悪くないだろうと思い、チケット代は自分が負担した。

母は終始口ずさみ、最後は大きくジェイソンに手を振るほど楽しんでくれていた。

親孝行プランは一応成功したのかな。

 

ライブ後、道玄坂のモスでコーヒーを飲みながら親孝行の旨を伝えると、

「そんなものはいらない。20歳になるまでにすべて返してもらったよ」と言われた。

「それまでの子育てが楽しかった」と。

それを聞いてあぁ、生まれてきた意味はあったかもなぁと頭の片隅で思った。