紙一重hypocrite

しあわせをひろってつなげていきていく

you were there

明けましたおめでとうございました。


すっかり年も明け、

貪欲に を目標に今年も精進いたします。


さて、最近ゲームの『ico』の

実況動画にハマり無事見終わりました。


このゲーム、ソフトは持ってたものの

ハードが壊れてプレイ出来なくなったのと

敵がでて来るたびに心臓に負担が

かかって挫折していたのでした。


実況動画って

あまり見たことがなかったけれど、

実況者さんによって雰囲気が変わりますね。


初めに見た人は合わず、

実況者を変えたらすんなり見れました。


むしろ、友達と一緒にプレイしてる様で

楽しい。


しかしこのゲーム、脱帽しました。

すごい。

まず建物や自然などの景観が素晴らしい。

しかもただフィールドとして、

グラフィックが綺麗なだけではなくて

ちゃんと建物として成立してるというか、

本当に古城や遺跡を

探索している様だった。


またBGMがないのが素晴らしい。

ないことによって鳥のさえずりや

水の流れる音、風が葉を揺らす音など

色々な音が聞こえてくる。


自分は昔からゲームの洞窟や遺跡の

ダンジョンの暗い雰囲気が苦手で、

最初はicoもダメかと思った。

でもico

廃墟のさみしさがある古城だけれど

窓からさす日差しのおかげで

その不気味さがだいぶ緩和されていた。


そしてストーリー。

エンディングに隙をつかれる作品は

沢山あるけれど、

これは本当に、最高でした。


ゲームはあまり詳しくないけれど、

エンディングで思わず一驚したのは

この作品と『mother2』です。


エンディングに関しては終始裏切られた。


今までのアクションRPGに必死の

主人公のレベルや戦闘のダメージ数とか

そういう常識を削ぎ落として、

静かな、悲しく、切なく、美しい

ゲームを創り上げたのは

本当に素晴らしいと思った。


ゲームはサブカルチャーの中でも

漫画や映画みたく人を動かす

パワーみたいなものが薄く、

クリア後の余韻以外得るものが少ない。

ゲームしても何も残らない、

とは言われがちだけれど、

全てに意味や

何かを得ようとするのは間違っている。

それが『本当の娯楽』だと思う。


自分にとっては最高の暇つぶしで、

それ以上でもそれ以下でもないけれど、

でもこれだけ心奪われるのだから

言葉にならない。


自分は未クリアで、

実況を見ただけの形ではあるけれど、

それでもこの作品に出会えてよかった。



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